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重量物とは?輸送するトラックの種類や運送会社選びのポイント
物流においては、様々な荷物を取り扱いますが、その中の一つに『重量物』があります。文字通り、重い荷物であるということはイメージできると思いますが、具体的にどんな荷物のことを指し、どんな輸送方法があるのかまで知っている方は少ないかもしれません。そこで今回は重量物とは何かをご紹介するとともに、輸送する際のトラックの種類や運送会社の選び方のポイントまでご紹介します。
『重量物』とは?
重量物と呼ばれる荷物には、トラックや電車などの巨大なものから、工場で使用するような機械や設備、洗濯機や冷蔵庫などの家電、コピー機、シュレッダーなどのOA機器、楽器などがあります。
ただし、重量物には、『○kg以上であれば重量物』『○○の品目であれば重量物』といったような定義がありません。持った人が「重たい」と感じるものであれば、『重量物』としてとらえられます。
『重量物』を輸送するトラックの種類
重量物といっても、その重さや種類はかなり幅が広いです。
そのため、重量物に使う輸送トラックにはいくつかの種類があります。この章では、そのトラックの種類についてご紹介します。
ユニック車(トラッククレーン)
ユニック車とは小型クレーンを搭載したトラックのことで、トラックレーンと呼ばれることもあります。一般的なトラックと同様に運転席と荷台がありますが、車両の大きさや種類は複数あり、クレーンが付いている位置も異なります。 クレーン機能を利用して積み込みが可能なので、人力での積み込みが難しい重量物を運ぶ際に活躍します。トラック、クレーンの2つの役割を果たしてくれるので汎用性が高く様々なシーンで活用されていますが、特に建設業界や産業機器の輸送などで利用されることが多いです。大型車両の通行が難しい場所でも、小型のユニック車なら搬入搬出できるという点もメリットです。
トレーラー車
トレーラー車とは、トラクターと呼ばれる牽引車とトレーラーという牽引される車で構成される車両です。厳密にはけん引される車のことをトレーラー車といいますが、一般的にはトラクターとトレーラー車を合わせて、トレーラー車と呼ぶことが多いです。
トラクター部分とトレーラー部分の連結、切り離しができる点が一番の特徴で、トラックであれば積み下ろし作業をしなければならないところ、搬入先でトレーラーを切り離してそのまま納品し、またすぐに他の荷物を連結して輸送を開始するということもできて効率性が高いです。
重量物の中でも長尺物を運搬する場合や、何度も往復して運ぶような状況に適しています。
ラフタークレーン
ラフタークレーンは、エンジンなどの原動機を内蔵している移動式クレーンの一種で、ラフテレーンクレーンとも呼ばれます。ユニック車(トラッククレーン)よりもコンパクトで小回りが利き、大型タイヤを装備した2軸4輪駆動式なので多少の悪路でも走行可能です。
運転席でクレーンの操作も車両の運転も可能という点にも特徴があります。
大型で重い建設資材や機器の運搬や吊り上げ作業に使用されるので、建設現場などで利用されることが多いです。悪路の走行が想定されるときにも検討されます。
ポールトレーラー
ポールトレーラーはトレーラーの一種で、ポールを備えた専用のトレーラーです。トレーラーに備えられたポールによって、鉄道車両や電柱、鋼管など、分割できない長い重量物を効率的に輸送することが可能です。
通常のトレーラーと異なり、ポールトレーラーははじめからトラクターとトレーラーが連結されています。
運送会社の選び方のポイント
輸送したい重量物に対応した車両を所有しているか
重量物の大きさや重さは様々で、内容によって最適な輸送車両は異なります。そのため、運びたいものに対応した車両を所有しているかどうかを確認しましょう。車両の種類が豊富であれば、将来的に異なる商品の輸送を依頼したい時にもスムーズにいきます。
特殊車両を運転できる有資格者がどれくらいいるかも確認しておくと安心です。
配送して欲しいエリアに対応しているか
重量物の場合、輸送可能エリアが狭いケースもあります。希望のエリアまで輸送可能かどうか確認しておきましょう。
実績が豊富であるか
実績があるということは、経験が豊富で、お客様からの信頼も厚いことの証です。実績のある会社であれば、安心して依頼することができるでしょう。
設置まで請け負ってくれるか
工場や事務所の移転などの用途で重量物を輸送する場合など、輸送だけではなく設置までお願いできるとありがたいですよね。そうしたケースは、設置まで請け負ってくれるかどうかも確認してみましょう。
まとめ
重量物を運ぶ場合には、特殊な車両を利用することになります。その車両にも複数あり、何を運ぶのかによっても最適な車両は異なります。
荷物によって、特殊免許や高度な運転技術が必要な車両を用いなければならないこともありますので、重量物の輸送を依頼する場合は、車両や有資格者の有無を必ず確認するようにしてくださいね。
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